僕の彼氏は男の娘
「へ…?」
「なにこのこ超かわいいんですけど!莉玖ちゃん…もう私の好みど真ん中!
何でこんなに萌え要素たっぷりなのさもう最高すぐる…ツインテールの黒髪赤リボン…
ちょっとロリ体系なのにぺチャパイってわけでもないし…
黒のニーハイに無表情キャラ…そして極め付けには僕っ子!?あぁんもう最高!萌え萌え萌えー!きっと萌えって言葉は莉玖ちゃんのためにあるんじゃないのかな…もう本当に大好き!…etc…」
その話…というか一方的にもほどがある語りは、
さすがにひどいとおもった教師と周りの生徒たちによって
莉玖から貴亜が引き剥がされるという形で終結した。
その次の日からだ、貴亜が莉玖にストーカーのごとく
付きまとうようになったのは。
朝早く登校する莉玖を見るために自分も早起きして学校に向かい、
いつも莉玖の顔をにこにことみつめている。
それでも莉玖が貴亜を嫌ったり敬遠することはない。
そんな生活をすごすうちに、莉玖にもだんだん貴亜のことが
わかるようになってきたのだ。
一見自分のことしか考えていないように見える貴亜だが、
きっと、彼女はダレよりも孤独を恐れ、
いつも周りに神経を向けている。
神経を向けている=気遣いにつながることがないのは彼女の性格からであろう。
「なにこのこ超かわいいんですけど!莉玖ちゃん…もう私の好みど真ん中!
何でこんなに萌え要素たっぷりなのさもう最高すぐる…ツインテールの黒髪赤リボン…
ちょっとロリ体系なのにぺチャパイってわけでもないし…
黒のニーハイに無表情キャラ…そして極め付けには僕っ子!?あぁんもう最高!萌え萌え萌えー!きっと萌えって言葉は莉玖ちゃんのためにあるんじゃないのかな…もう本当に大好き!…etc…」
その話…というか一方的にもほどがある語りは、
さすがにひどいとおもった教師と周りの生徒たちによって
莉玖から貴亜が引き剥がされるという形で終結した。
その次の日からだ、貴亜が莉玖にストーカーのごとく
付きまとうようになったのは。
朝早く登校する莉玖を見るために自分も早起きして学校に向かい、
いつも莉玖の顔をにこにことみつめている。
それでも莉玖が貴亜を嫌ったり敬遠することはない。
そんな生活をすごすうちに、莉玖にもだんだん貴亜のことが
わかるようになってきたのだ。
一見自分のことしか考えていないように見える貴亜だが、
きっと、彼女はダレよりも孤独を恐れ、
いつも周りに神経を向けている。
神経を向けている=気遣いにつながることがないのは彼女の性格からであろう。