愛する人と天使たちへ〜実話〜
次の日もまたその次の日も
彼はタイミング良く
インターホンを鳴らす


その度に映る見たくない
彼の姿


もちろん私は、一切応えず
彼がいなくなるのを静かに
待つ



その行動は日に日に
エスカレートして行き
毎日同じ内容のメールが
何通も届くようになった


メールを拒否するも
ショートメールでくる



そのうち、電話が鳴るよう
になり毎日、短時間に何件
も絶え間なく鳴る携帯


着信拒否の作業すらまま
ならないくらい



いい加減頭がおかしくなり
そうで携帯の電源を切った


正直、今まで忙しと言って
た人がよくここまでできる
と思う
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