愛する人と天使たちへ〜実話〜
『うぉ〜いたいた!!
世里チャンもう探したよ〜』



恭チャン?



瑞樹の力が弱くなったのが
わかったその瞬間彼の腕を
振り払い泣きそうになりな
がら恭チャンの元へ走った


『おうおうどした?一人で
先帰っちゃうなんてー今日
一緒にご飯行く約束した
じゃん!いくべ〜♪』


そう言った恭チャンに私は
黙ってついて行った




恭チャンは彼に気づいてない?
ううん、気づいてたんだね
知らない振りしながら
わたしを助けてくれたんだぁ




だって
ご飯行く約束なんてして
なかったもん




ありがとう恭チャン
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