アナログ三姉妹
ピンポーン♪
「ほら迎えが来たぞ」
兄はアゴで「帰れ」と玄関を指し示す。
「嫌よ‼居ないって言って‼もしくは紅白に出てることにして‼」
「一体、何処で出るんだよ」
「アイドル100人くらい居たから分からないかも」
姉は妹を気遣ったのだが、
つい妹は本音を漏らす。
「お姉ちゃんはムリよー」
「…」
ひかりは無言で玄関のドアを開けた。
「年の瀬にすみません‼」
頭を下げる義弟。
「いいんでちゅよー」
義姉は笑顔で迎える。
「早くちゅれて帰りまちょうねー」
続く義兄。
ただただ顔を赤らめる、からかいがいのある弟と、プイッと顔を背ける末っ子。
これはまた賑やか、
かつ、
暖かい大晦日になりました。