アナログ三姉妹
「はい、どうぞ」
ひかり特製、
[麺はスーパーで買いましたけど、エビの天ぷらは揚げたてサックリでございます年越し蕎麦]
が、オコタに並ぶ。
「美味そう‼」
湯気だつ蕎麦に皆の顔も綻ぶというもの。
「れいちゃん、いつまでふくれてるのよ。伸びちゃうから早く食べなさい」
「そうだぞ。むちゃウマだぞ‼」
「僕のエビ天あげるから、機嫌直してくれよ」
岸山君がエビ天を進呈する。
一瞬、
ほんの一瞬だけ笑顔がよぎる、さすが食いしん坊。
だが。
「そ、それくらいで許さないんだから‼」
「ったく、しょうがないなー」
「ないわねー」
兄と姉も差し出した。
エビ天を差し出した。
「エビのシッポなんて要らないわよ‼」
ゴーン♪
鐘が鳴りましたとさ。