アナログ三姉妹
元旦。
AM2:00
「寒いわねー」
腕を摩り摩りするひかりに、
「走ったら寒くないだろう?」
「なんで新年早々、走るのよー」
「てーか、空気が寒いぞ空気が」
マサは視線を左右交互に。
そこには、
エビ天に釣られなかったれいと、釣りに疲れた岸山君。
もうプイッとしている。
せっかくの初詣だというのに、
プイプイッと。
「やっぱり走るぞ‼」
「私やだ。マジ、ダルいんですけどー」
いきなりギャルさを押し出す妻と、
「ダルビッシュだな」
レベルの低いオヤジギャグの夫。
なんだかんだでお似合いじゃないかと思う、間の二人。
深いため息が白く吐き出される。