アナログ三姉妹


元旦。


AM2:00


「寒いわねー」


腕を摩り摩りするひかりに、


「走ったら寒くないだろう?」


「なんで新年早々、走るのよー」


「てーか、空気が寒いぞ空気が」


マサは視線を左右交互に。


そこには、


エビ天に釣られなかったれいと、釣りに疲れた岸山君。


もうプイッとしている。


せっかくの初詣だというのに、


プイプイッと。


「やっぱり走るぞ‼」


「私やだ。マジ、ダルいんですけどー」


いきなりギャルさを押し出す妻と、


「ダルビッシュだな」


レベルの低いオヤジギャグの夫。


なんだかんだでお似合いじゃないかと思う、間の二人。


深いため息が白く吐き出される。










< 133 / 200 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop