【完結】君が教えてくれたコト


到着した先はなんとラブホテル…。


「高野…ここはまずいよ…」

「あんたがその格好で街うろうろする方がまずいの!こんなびしょ濡れのまま電車なんか乗りたくないし」


そうですよね…。

俺が、雨雲に気付かなかったばかりに高野には悪い事をした。


しかし、ラブホテルなんて入った事ないよ…。


中に入ると部屋の写真が付いたデカイパネルが置いてある。

ロビーに人いない?


「穂高。キョロキョロしないの」

「…ごめん」

「部屋どこでも良い?」

「はい、どこでも良いです…あ!お、俺が決めるから!」


危ない…こういう時こそ男らしくしないといけなかった。

部屋か。色々あるんだな…王室みたいな部屋があり、なんだか目に止まったのでそこのボタンを押した。


ガチャンッ


「うおっ!び、びっくりした」

「鍵出てきただけなんだけど」

「いや!びっくりとかしてないから!全然平気…行こう!」


鍵を取って奥のエレベーターに乗り込んだ。


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