愛すべき人へ…

「紘?何考えてるの?」

あ…琥太郎がいること自体忘れてた。。。

「ごめん、夕飯どうしようかなって考えてた。」

ありがちな嘘をつく。。。

「…絶対、俺の存在忘れてたのに?

そんなに夕飯???」

いつになく責め言ってくる。


それもしょうがない。
最近ずっと上の空なのだから。

別れ方を考えてるせいで…。


「俺なんか…夕飯に負けるぐらいの存在なんだ。。」

久しぶりに、得意のいじけがはじまった…。

「ね?今日、外に食べ行こうか?」

ご機嫌を取るためと、自分の気分転換。。。

明日の夕方には病院に行かなきゃいけないから…。

ご飯食べて…帰りにでも話をしようと思う。



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