空色キャンバス[イラスト集]
†空と風が出逢うとき†



陽の光を浴びたように輝く長い、金の髪。
目つきは鋭いのに不思議とキツイ印象は感じない、翡翠(ひすい)の瞳。

異例の飛び級に英雄の再来なんてウワサを聞いていたから、どんな豪傑(ごうけつ)かと思いきや。
目の前の青年は、ずいぶん繊細できれいな顔立ちをしていた。
端的に言うと美形だ。
それもかなりの。
けれど、それよりもっと釘づけにしたのは……

顔に大きく刻まれた、傷痕。

額から頬にかけて走るその傷は、右の眼を、堅く閉ざしていた。

──隻眼(せきがん)……!?


<第1楽章†空と風が出逢うとき†より抜粋>
< 17 / 27 >

この作品をシェア

pagetop