失恋レクイエム ~この思いにさよならを~
事務の山本さんに交際を申し込まれたのはつい先週。
噂に疎い志村の耳にまで入るくらいだからかなり広がってるんだろう。
ということは、当然あいつも聞いたんだろうな…。
「事務の山本って言ったらアレだろ、巨乳で有名の」
「ゴホッ…ゴホ…」
志村の口からまさか巨乳なんて言葉が出てくるなんて予想してなった俺は危うくカフェオレも一緒に噴きそうになり防ごうとしてむせてしまった。
「なんだ、違うのか」
「ケホッ……、いや、そうだよ、巨乳の山本さんですよー。あれはFは余裕であるな」
「他の奴らが言ってたぞ、もったいないって」
そういわれてもなぁ。
タイプじゃなかったし…。
キレイな人だったけれど、かわいいとは思えなかった。
それよりも。
「俺はたぶん、もう社内でどうのこうのって無理だと思う」