失恋レクイエム ~この思いにさよならを~
羽賀さんの家に向かうまでの道のり、わたしはさっきの事をぽつぽつと話し始めた。
先生と付き合ってたこと、結婚が決まってふられたこと、婚約者を連れてエリザに来たこと、そこに羽賀さんが来たこと、自分が引きずってしまって立ち直れないのがすごく苦しいこと。
誰にも言えなくて苦しいこと。
支離滅裂でとりとめのないわたしの独り言を羽賀さんはひとつひとつしっかりと聞いていてくれた。
初めて人に打ち明ける事ができた。
友達にも親にも、誰にも言えなかったわたしたちの関係。
まるで無かったことのようにされたのが辛くて苦しくて、胸が張り裂けそうだった。