隣の席のキミ



い、今私のこと山城って呼んだ…よね…。
……夢じゃ、ないよね…。
すごい、嬉しい。
山城って呼ばれただけで、すごく親しい感じがする。
「いやいや、有り得ないから!!作文なんて死んでもヤダ~(笑)」
「だよなー。俺も~」
だんだんと話せるようになってきたね。
私は最高に嬉しいよ。
藤田とまた、こんな風に喋れて…。
山城って呼んでくれて…。
一度でいいから、そう、呼ばれてみたかったんだ…。








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