Black Peace
「…は!?なんで!?」
思わず体を起こし、裏返りそうな声で発狂した。
ちょっと待てや。冷静に考えて色々おかしいだろ!
なんで俺の隣のベッドに夜佐神がいんだよ!てか、危険な様態って言われていたのに何当然のように目覚ましてんの?
「なんでって?」
夜佐神は純粋無垢な表情で首を傾げる。
「いや、なんでここにいんの!?」
「なんでって、私も気づいたらここに寝てたし。」
「なんでだよ!お前さっきまで病院で寝てたろうが!」
「え、ここ病院だけど?」
「え、あ、え…」
そういやそうだわ。パニックになってたせいで色々頭が混乱しているみたいだ。
いや、でもなんで同じ病院に…?
俺の考え込んでいる顔を見た夜佐神は、訳の分からない状況の俺に説明してくれた。
「ついさっき、柴田君がこの部屋に運ばれてきたんだよ。」
「へ…?」
運ばれた…ああ、そういや俺はあの後救急車に運ばれたのか。んで、夜佐神のいた病院に搬送され、夜佐神の寝ていた病室にぶっ込まれたと。
「どんな偶然だよぉ!!」
まさに偶然の女神のいたずらだった。