私の子猫くん
「いっただきまーす!」





あれからしばらく泣いた後、私はちゃんと泣きやんで、コウのためにアジを煮つけにしてみた。





「おいしい?」





「うん。こんなお魚の食べ方もあるんだね。」






私は慣れない箸を頑張って使い、アジの煮つけを食べているコウを見て、






ちゃんと全てを話そうと心の中で決めていた。







コウが何も聞かないことに甘えてちゃいけない。







私はそう思いながら、アジの身を口に運んだ。






「……ちょっとしょっぱいね。」






「僕はおいしい~。」






そんなことを考えながら、時間が進んでいった。

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