プラトニックラヴ~大切な人々へ~
裕美を失ってから3年、冬実は中学生になった。
冬実は裕美に似てか学校で持てていた。でも
冬実は・・・・・。冬実は・・・・・・・


「さぁ冬実。天国のお母さんに言ってきますは?」

 リビングの写真の前で冬実に言う

「お母さん♪冬実は今日も元気です。エイズに負けずにね。いってきます」

「裕美。冬実は今日も元気だ。暖かく見守ってくれ!」

 裕美の写真に向かって手を合わせて話す

「私文也が好き!!こんな私は恋する資格ないけど」

 病室で話す裕美
 
「何言ってるんだよ。俺には関係ないよ」

「でも」

「なぁ裕美。お前俺のこと好きなんだろ?なら良いじゃんか」

 諭す様に裕美に言う文也

「私は援助交際してる汚れた汚い女だよ!!そんな私に・・・・」

 反論する裕美

「関係ない!!俺は裕美が好きなんだ!!」

 叫ぶ文也

「でもわたしは」

 その言葉に沈む裕美

「俺も好き。お前も俺が好き。良いじゃんか。もう手術後から3日告白してるぜ」

 少しにやけた顔で言う

「でも」

 悲しそうな顔をして言う裕美

「でもじゃないの。良いじゃんかよ」

「文也は私の気持ち分かってないよ」

「気持ちねぇ」

「私は汚れてるの。消したくても消せない過去があるの!そんな私に恋なんて!」

 感情的になり声を荒げて言う裕美

「あのなぁ。人は幸せになる為に生きてるんだ。不幸になる為に居るんじゃない」

 諭すように言う文也 

「でも」

 また沈む裕美

「お前が辛いのは分かる。でも幸せになっても罰は当んないんじゃないか」

「うっうっ。私文也と付き合いたいし結婚もしたい。どうしたらいいの?」

 文也の言葉に泣く裕美

「俺が幸せにするし悲しみ、苦しみ、喜び、全て受け止めるから」

「ありがとう。こんな私でよかったら文也の彼女として側において」

 私は泣きながら話す

「ああ、必ず幸せにする」

「ありがとう」






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