プラトニックラヴ~大切な人々へ~
それから俺は喧嘩を止めた。曾おじいちゃんと
約束をしたからだ

「ただ今」

 玄関を開けて拓美が言う

「おう!お帰りってどうしたんだよ!ボロボロじゃないか!!」

 拓哉が玄関に出てきて驚いて言う
   
「不良にやられた」

「やられたってお前!手出さなかったのか?」

「出したら喧嘩になっちゃう。曾おじいちゃんと約束したから」

 笑みを浮かべて言う拓美
   
「そっか。えらいな」

 拓哉も笑みを浮かべながら言う

「見つけたぜ!この前のお礼参りだ!!」

 学校帰りに不良に声をかけられる

「たく」

「悪いがお返しさせてもらうぜ」

「やりたきゃやれば?」

 めんどくさそうに言う拓美

「行くぜ!!」

 不良が襲い掛かってくる

「はぁはぁ」

 拓美は相当やられて息があがる

「手前!!何でかかってこねぇ!!」

 不良が声を荒げて聞く

「喧嘩しないって約束したからよ男と男の約束だからよ!気が済むまで殴れよ!!」

 拓美は声を荒げて言う
  
「だったらたっぷりやってやるぜ!!」

 不良は笑みを浮かべて言い拓美を蹴り飛ばす

「ぐあ!!」

 拓美は吹き飛ぶ

「これに懲りたら二度と手出すなよ!」

 不良は笑いながら去る

「曾じいちゃん!俺約束守ったよ。これからも守るよ。でも痛いな。俺は今まで
 こんな痛い思いを人にさせてきたんだな」

 道路に倒れながら泣きだす拓美
   


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