守るべきもの
修平は、ベッドに横になり天井を見つめていた。

何度も愛し合ったベッドは、冷たかった。


枕には、沙依の匂いが染み付いていた。


修平は、沙依が死んでから初めて泣いた。


溢れる涙を拭おうともしなかった。


(沙依を忘れるなんて出来ないよ。)


(前に進むなんて出来ないよ。)


修平は、男泣きした。
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