10年越しの恋
「今日どうする? 瀬名の体調がいいなら美味しい魚でも食べに行く? ほらここ海近いからさ」

そういいながら浩一は厚手のマグカップにコーヒーを注いでいる。

なにも気付かない?そう思いながら…。

私は覚悟を決めてこう切り出した。

「ねぇ 話があるの。座ってくれる?」

私がそう言うと、

「なに? なんか声怖いよ」

そう茶化しながら浩一は私の前に座った。
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