牛乳と猫スーツ。



【生徒会室】





授業が始まる前、そこには優華、遥、エリーゼの3人がいた。







「へぇ〜。合同祭ね。」




1人用のソファに座りながら遥は明日配る合同祭のプリントを見ていた。






「おもしろそうネ〜!」




遥の向かい、大きいソファに横になるエリーゼが言った。






「彩華と沙織はセントリーへ確認?」





「そうです。すぐに済むと言っていたので、朝のHRには戻ってきますよ。」




2人に紅茶を出しながら言う優華。






「競技と出店の好きなほうに分かれるんだ。競技は生徒会と一般生徒の部に分けるのね。」





「はい、やはり実力が違いますから。」





「セントリーのおいしいスイーツ食べたいデス!」




よだれを垂らしながら、エリーゼは飛び跳ねる。






「確かに、お嬢様の豪華なスイーツは食べてみたいわね。でも、私はアロマテラピーの方が興味あるわ。優華はどれに行ってみたいの?」




セントリーが予定している出店を見ながら遥は言う。






「私は麗花さんが開く紅茶の作法教室に行ってみたいです。」





「あんたも好きね。さて、時間だし教室戻ろうか。」




遥の言葉に2人は頷いて、生徒会室を出た。







【2年1組】




優華とエリーゼと別れ、遥は教室に入る。
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