牛乳と猫スーツ。
「やっと戻ってきた。何してたの?」
コーヒーを飲みながら直樹が言う。
「…作戦をね。直樹、とりあえず蓮さんにメールするんだ、今何しているのか。」
「え?うん、わかった。」
ケータイを取り出してメールを作成する。
「「「………………。」」」
直樹以外の3人は窓の外を見ていた。そこに蓮がいたからである。
瞬時にテーブルの下へ頭を隠す悠斗と拓也。遥も直樹の背中を押して、2人も頭を隠す。
「蓮さん、商店街にいるんだって。」
「…知ってるから!今は声を出すな!」
「いやいやいや、知ってるなら、なんでメールさせたんだよ。」
………………。
…………。
……。
喫茶店を出て、4人は蓮を尾行していた。
蓮は散歩しているようで、路地裏に入って行った。4人も後を追う。
「ニャァ〜。」
「確かに今日は天気がいいな。」
蓮は塀の上で日光浴している猫と話していた。
「…話してるな。」
「話してるぜ。」
「話してるわね。」
拓也、悠斗、遥の3人が電柱の後ろから頭だけを出して蓮を見る。