牛乳と猫スーツ。
「つまり、直樹も猫と会話できるようになればいいのか?」
「…まあな。価値観と言うんだからそうなるだろ。」
「無理でしょ。人が猫と話ができるわけないじゃない…。」
3人がどうするか悩んでいると、ドスッドスッと後ろから何かの音が聞こえる。
「なんだあの猫。蓮さんと楽しそうに話しやがって…。ジェラシィ〜!!」
3人が振り返ると、そこには塀を殴る直樹がいた。
「「「猫に嫉妬してる〜〜!??」」」
3人は飛び跳ねて驚く。
「もう我慢できねぇ!」
直樹は勢い良く飛び出す。すると、前から車が走ってきていた。
「直樹、危ない!」
直樹を助けようと遥も飛び出す。
「よっと。」
直樹は高くジャンプして車を避ける。
「え?」
その後ろ姿を、遥はただ眺めていた。
ドゴーン!!と車は遥を跳ね飛ばして行った。
「「うわぁぁぁぁぁ〜!?無駄死にだぁ〜!!」」
2人は急いで遥に駆け寄る。
「おい遥、大丈夫か!?」
「…今すぐ救急車を!」
不測の事態に慌てる2人。拓也が救急車を呼ぼうとケータイを開いた時…。
「あの車ぁ〜!人を跳ねておいて謝りもなしかコラァ〜〜!!」
ピクリとも動かなかった遥が、急に飛び上がって逃げた車に向かって叫ぶ。
「え?遥、お前…。」
「…生きてたのか?」
目を丸くした2人が怒る遥に尋ねる。