牛乳と猫スーツ。



「この一撃で終わりにするわ。柊流、大蛇!」




腕と手首を使って、出した五本のワイヤーを一つにし、蛇のように波打ちさせる。






「ライトニング・サーベル!」




ポケットから出したライトニング・サーベルを投げる。






「その程度!」




クイッと人差し指と中指を動かすと、ワイヤーの向きが変わりサーベルを弾く。




その瞬間、バチッと音がして、真里香のグローブのモーターが壊れる。






「しまった、電気か!?」



「これで、もうコレ以上は伸びないネ。」




「舐めるな!これだけ出ていれば問題ない!」




手首を回して、もう一度蛇のようにワイヤーを飛ばす。





エリーゼは、それをバストブレイカーで受け止めながらも前に走る。






ギリギリまで近づき、バストブレイカーを手放す。







「成敗ィィィィィ!!」




バチンと音がする。エリーゼの手には成敗ハリセンが握られていた。




真里香の斬られた場所、ちょうど胸の位置に、『胸がありません。』と書かれたシールが貼られていた。







「これで悪はホロビたヨ…。」




「ふざけるな〜!!」




真里香がエリーゼの方を向くのと同時に。







「行け〜!直樹!!」




「うわぁぁぁぁ!?」




直樹が蓮に投げられ、ドンッと誰かとぶつかる音がする。
< 151 / 1,131 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop