牛乳と猫スーツ。
「この一撃で終わりにするわ。柊流、大蛇!」
腕と手首を使って、出した五本のワイヤーを一つにし、蛇のように波打ちさせる。
「ライトニング・サーベル!」
ポケットから出したライトニング・サーベルを投げる。
「その程度!」
クイッと人差し指と中指を動かすと、ワイヤーの向きが変わりサーベルを弾く。
その瞬間、バチッと音がして、真里香のグローブのモーターが壊れる。
「しまった、電気か!?」
「これで、もうコレ以上は伸びないネ。」
「舐めるな!これだけ出ていれば問題ない!」
手首を回して、もう一度蛇のようにワイヤーを飛ばす。
エリーゼは、それをバストブレイカーで受け止めながらも前に走る。
ギリギリまで近づき、バストブレイカーを手放す。
「成敗ィィィィィ!!」
バチンと音がする。エリーゼの手には成敗ハリセンが握られていた。
真里香の斬られた場所、ちょうど胸の位置に、『胸がありません。』と書かれたシールが貼られていた。
「これで悪はホロビたヨ…。」
「ふざけるな〜!!」
真里香がエリーゼの方を向くのと同時に。
「行け〜!直樹!!」
「うわぁぁぁぁ!?」
直樹が蓮に投げられ、ドンッと誰かとぶつかる音がする。