牛乳と猫スーツ。



「別にいいけど、今日は荷物届くから手伝ってくれよ?」




「オッケー。任せとけよ!」





「私も行くー!」




「私も…。」




全員で行くことになった。







「それにしても悠斗、背伸びたな。」




昔は一緒ぐらいだったのに今じゃ見上げている。





「今は184くらいだったと思うけど。」




「伸びすぎだよ…。それに筋肉もついてるし。」シャツの上からでもわかるくらい筋肉がついてる。





「背は勝手にのびたんだよ。体を鍛えないと彩華や姉御に殺されちまうからよ。」





「姉御って?」





「副会長の清水雪さんだよ。悠斗の従姉妹なんだ。」




優華に抱きつきながら彩華が言う。






「そうなんだ。でも会長以外には暴力は振るわなそうだけど…。」





「とんでもねぇ!昔からだぜあの人は。俺で技を練習するし、中学じゃ廊下で前歩いてただけなのに『邪魔だ』って蹴り飛ばすんだぜ!?」




気持ちはわからんでもないが…。
< 17 / 1,131 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop