牛乳と猫スーツ。
「別にいいけど、今日は荷物届くから手伝ってくれよ?」
「オッケー。任せとけよ!」
「私も行くー!」
「私も…。」
全員で行くことになった。
「それにしても悠斗、背伸びたな。」
昔は一緒ぐらいだったのに今じゃ見上げている。
「今は184くらいだったと思うけど。」
「伸びすぎだよ…。それに筋肉もついてるし。」シャツの上からでもわかるくらい筋肉がついてる。
「背は勝手にのびたんだよ。体を鍛えないと彩華や姉御に殺されちまうからよ。」
「姉御って?」
「副会長の清水雪さんだよ。悠斗の従姉妹なんだ。」
優華に抱きつきながら彩華が言う。
「そうなんだ。でも会長以外には暴力は振るわなそうだけど…。」
「とんでもねぇ!昔からだぜあの人は。俺で技を練習するし、中学じゃ廊下で前歩いてただけなのに『邪魔だ』って蹴り飛ばすんだぜ!?」
気持ちはわからんでもないが…。