牛乳と猫スーツ。



優華に「お〜、神よ。」と言いながら、平伏(ひれふ)していた!!





「ど、土下座?いやこれは!崇(あが)めている?崇め奉(たてまつ)っている!?」





つい解説してしまった。






「また始まったよ。なんで優華は崇めんのよ…。」





「こんな希少なものを見て崇めない方がおかしいだろ!!」




なぜか怒ってらっしゃる悠斗。






「私、ほめられてますか…?」首を傾げて言う。



すごく答えにくい質問に直樹と彩華が悩む……。






「ほめているに決まってるさ!!」




1人即答。







「嬉しいです。」




優華がにっこりと微笑む。






聞こえないように「兄貴が恐いだけなのに…。」と彩華が言ったが、隣なので普通に聞こえる。






人畜無害ってこのことだろう…。






「そろそろ帰ろっか。」




彩華の一言で4人一緒に教室を出る。








「直樹はドコ住んでんの?」





「コンビニの近くのアパートだよ。悠斗は?」





「俺は学生寮だよ。今日は部屋割りなんだ。ちなみに彩華と優華も寮だぜ。」






「そうなんだ〜。」




本当は学生寮でも良かったのだが、アパートの大家さんと直樹の父が古い友人で家賃を安くしてもらったのでアパートにしたのだ。






「なぁ、アパートに行ってみていいか?」
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