牛乳と猫スーツ。
「でも真里香がバカになるなんて考えられないけどな〜。」
直樹がガブリと見たことのない魚にかぶりつく。おそらく沙織が捕ってきた魔の森の魚だろう。
「まともだったお前をおかしくしたのは誰だよ。」
「あはは…。悠斗だね。」
「ん?真里香からメールだ。」
悠斗がケータイを開いてメールを確認する。
「おっしゃ!行ってくるぜ直樹!!」
ラーメンを一気に平らげて、学食から飛び出して行った。
「行っちゃった……。それにしても、この魚うまいな。」
1人平和に昼食を食べる直樹だった。
次の日。終業式が終わり、後のことを次狼と菫に任せた蓮はバイクで家に帰った。
蓮の見送りを終えて、直樹は自分の部屋に戻ろうと寮に向かった。
【男子寮・直樹と悠斗の部屋】
部屋のドアを開けると、あふれそうなほど詰め込んだリュックサックを担いだ悠斗がいた。
「と言うことで、行ってくるぜ!」
グッと親指を立てる悠斗。
「いや、解説出ないから…。説明しなさい。」
「ケチな作者だぜ…。なんか風紀委員会の強化合宿があるらしいから行ってくる。数日帰らないから。」
「えぇぇ〜!?俺1人じゃん!」
「いいじゃねぇか、女を連れ込めば。ひと夏ならぬ、ひと冬の思い出を作れよ。そんじゃな!」
そう言って、悠斗は部屋から出て行った。
「嫌な予感しかしないんですが、悠斗さん…。」