牛乳と猫スーツ。
そりゃついてないだろとツッコミをいれたい直樹なのだが、体が動かない。
「彩華、お前は直樹にトドメを刺しに行ったのかよ…。」
悠斗が呆れながら言う。
「銃の反動が思いのほか強くて……。」
「やれやれ、本物を持って行くからでしょう…。」
雪が直樹の足にシップを貼りながら言う。
なぜ本物があるんだろうか……。
「ちょっと悠斗…。」
彩華が悠斗を部屋の隅に呼ぶ。
「なんだよ?」
「このくらいって、男の子として平均なの?」
「はあ?まあデカい方だと思うが…。」
この2人は背を向けながら隅で何を話しているんだろうか。
「今日はとりあえず休みなさい。」
雪の言葉で解散となった。
彩華は「ゴメンね」と言って帰ったが、顔がかなり赤かった。
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