牛乳と猫スーツ。



菫が戻ってくる。





「なんだこれは…。私が地味に傷ついただけじゃないか……。」




興味を持たれずに菫が落ち込んでいた。







「いや、すごく魅力的だと思いますよ…。」




菫を慰めている後ろで、蓮が優華に説明していた。






「今度は優華さんか…。」



優華が相田の方へ歩いていく。





相田の前を通り過ぎようとしたときに優華が躓(つまず)く。






「いたっ……。」




かなりわざとらしい躓き方だった…。






「大丈夫ですか…?」



相田が近づく。





「なるほど。ロリでドジっ娘が好きか。」





蓮が手帳にメモする。






「普通に助けてあげたいと思っただけじゃ…。俺だって助けますよ。」





「私は優華に負けたのか……。」




後ろで菫が黒にオーラを出しながらうなだれてる。







「相田先輩の好みがロリであっただけで、別に菫さんが負けた訳じゃ…。」




「キミも未発達なのが好みか?」





「大きいのも、小さいのも、それぞれ良さがありますよ…。」





自分でも何を言ってるのか、わからなくなってきた直樹。






「キミは大きいのは好きか…?」





「好きです!大好きですよ!!胸は大きいほどいいですよ!!」




とりあえず好きだと言えば機嫌が直るだろうと思ったので言った。





「…………………。」




視線に気づき、後ろを向く。
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