牛乳と猫スーツ。



4人で寮の中庭に移動。




「アイツが相田だ…。」




蓮の目線の先には、男子生徒が1人、ベンチに座って本を読んでいた。






直樹たちは、相田の座っている右側の少し離れた木に隠れている。




後ろで蓮が菫に何かを説明していた。






「という感じで頼む。」




「まあ、かまわないが……。」




菫が相田の方へ歩いていく。






相田の前を通り過ぎるときに菫がハンカチを落とす。





「おっと……。」




しゃがみこんでハンカチを拾う。





相田から見ると、菫の大きな胸が強調された姿が見える。






菫は制服のリボンを付けておらず、シャツのボタンは2つ外しているので常に谷間が見えている。




「会長、これに何の意味があるんですか…?」




意味がわからずに蓮に聞いた。






「相田の性癖を調べる実験だ。」




意味がわからない。






「兄さん、直樹さん、相田先輩に反応が!?」




優華に言われて相田の方を見る。







相田はハンカチを拾う菫さんを、チラッと見ただけで目線を本に戻す。





「巨乳に興味は無しっと…。」




蓮が手帳に巨乳無理と書いていた。
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