牛乳と猫スーツ。
44…直樹と生徒会メンバー。
ある日の日曜日。直樹は朝の修行を終えた後、エリーゼの装備の補充に付き合い、部屋まで運んだ帰りだった。
「ふ〜ん、ふふ〜ん♪」
少し開いた部屋のドアから鼻歌が聞こえてきた。
「(なんだろ?)」
女子の部屋なので悪いと思いながらも、直樹は部屋を覗こうとした時…。
「うわぁぁぁ!?」
直樹は一瞬にして拘束されて、部屋に引き込まれた。
【菫の場合】
「ふふ〜ん、ふ〜ん、ふ〜ん♪」
「覗こうしたのは謝りますから、縄を解いてくださいよ…菫さん。」
菫の隣で、直樹は椅子と一緒に縄でグルグル巻きにされていた。
「レディの部屋を覗こうとしたんだよ君は。謝って済むと思っているのかい?」
部屋にあるキッチンで何かを作っている菫が言う。
「いや、済むとは思いませんけど…。とりあえず服着てください!」
「着ているじゃないか。」
「エプロンとパンツだけじゃないですか!!」
直樹の言うとおり、菫はエプロンと下の下着しか身に付けていなかった。