牛乳と猫スーツ。
「さっきは…ご、ごめんなさぃ…。」
初美は、睦美の後ろに隠れて、ブルブル震えながら謝った。
「いや、なにも知らずに近づいた俺が悪いし、気にしないでよ。」
「さすが、れ〜ちゃんの弟子です!心が広いです〜。」
あははと笑う睦美。
「阿部直樹です。よろしくお願いします。」
「む〜ちゃんは、真家(まいえ)睦美です。2番隊・隊長をやっているです〜。ほら、は〜ちゃんも挨拶するなのです。」
後ろに隠れている初美を前に出す。
「あぅ…。真家初美です。5番隊・隊長をやらせてもらっています…。」
「よ、よろしく。」
握手しようか悩む直樹。
「よろしくです、な〜ちゃん!」
「は、はい…。睦美先輩。」
握手する2人。
「気軽にむ〜ちゃんと呼んでくれていいのですよ〜。」
「む、む〜ちゃん先輩…。」
「照れてるところが、かわいいです〜!」
優華と同じくらい癒されそうな笑顔だった。
「よろしく…お願いします……。」
ビクビクしながら手を出す初美。