牛乳と猫スーツ。
「悪いな、この机の横に置いてくれ。」
言われて菫が蓮の座っている机の横にダンボールを置き、蓮が取り出す。。
「それは、中学で着てたやつか…。」
ダンボールの中からボロボロの猫スーツが出てきた。
「プロトタイプの三毛猫スーツだ。」
「それをどうするつもりだ?」
菫が蓮の隣に座って言う。
「夜の校舎を巡回させるんだよ。まあ、コイツは別館担当だけどな。」
蓮がUSBケーブルをパソコンと猫スーツの頭の中にある機械に繋げる。
「コイツにはオートモードがあってな。設定した通りに動いてくれる。」
蓮がパソコンを操作をすると。
ピカッと目が光って、立ち上がる。
「後は音声だな。次狼はまだか?」
ガラッとドアが開く。
「すまん、探すのに手間取った。」
次狼が紙袋を持って入ってきた。
「サンキュー。助かったよ。」
紙袋から出てきたのは、いろんなアニメのDVDだった。
「さて、始めましょうか〜。」
パソコンにDVDを入れる。
「おやつ持ってきました〜。」
優華が大きめの紙袋を持って入ってきた。
「牛乳プリン作ったんですが、食べませんか?」
紙袋を机において、取り出す。
「じゃあ、休憩にしようか。」
菫がお茶を入れる準備をする。
「他のみんなは、どこですか?」