牛乳と猫スーツ。



「悪いな、この机の横に置いてくれ。」




言われて菫が蓮の座っている机の横にダンボールを置き、蓮が取り出す。。







「それは、中学で着てたやつか…。」




ダンボールの中からボロボロの猫スーツが出てきた。






「プロトタイプの三毛猫スーツだ。」




「それをどうするつもりだ?」




菫が蓮の隣に座って言う。






「夜の校舎を巡回させるんだよ。まあ、コイツは別館担当だけどな。」




蓮がUSBケーブルをパソコンと猫スーツの頭の中にある機械に繋げる。






「コイツにはオートモードがあってな。設定した通りに動いてくれる。」



蓮がパソコンを操作をすると。







ピカッと目が光って、立ち上がる。




「後は音声だな。次狼はまだか?」




ガラッとドアが開く。






「すまん、探すのに手間取った。」




次狼が紙袋を持って入ってきた。






「サンキュー。助かったよ。」




紙袋から出てきたのは、いろんなアニメのDVDだった。






「さて、始めましょうか〜。」




パソコンにDVDを入れる。






「おやつ持ってきました〜。」




優華が大きめの紙袋を持って入ってきた。






「牛乳プリン作ったんですが、食べませんか?」



紙袋を机において、取り出す。





「じゃあ、休憩にしようか。」




菫がお茶を入れる準備をする。






「他のみんなは、どこですか?」
< 72 / 1,131 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop