牛乳と猫スーツ。
悠斗の名前を聞いて、文香の体の震えが止まる。
「…兄さんが話で聞いたことあります。一緒のクラスの友達だって。」
「ああ、俺と直樹と拓也の3人は1年の時は有名だったんだ。2年になって拓也と離れちまったけど、あいつとはずっと友達だ。」
友情を語る悠斗の顔はとても優しかった。
「早く来すぎたなら学食にでも行くか?もう開いてるしな。」
「…はい、行きます。」
悠斗を怖くない人だと理解した文香は後に続いて行った。
【直樹の部屋】
「……………。」
目が覚めた直樹は寝ぼけた頭で考えていた。
「なんで彩華さんがいるんだろ〜?」
いつものポニーテールじゃなくストレートで、上下とも青と白の縞柄の下着を着た彩華が隣で寝ていた。
「………お肉……食べた〜い………。」
彩華の寝言を聞いた直樹はとりあえず、近くに置いていた筆箱から油性マジックを取り出す。
そして彩華の額に『肉』と書いた。
「お肉だよ〜。彩華さん。」
「……ふふふ…ありがと〜。」
寝ながらお礼を言う彩華を見て、直樹はもう一度眠った。
……………。
………。
…。