LOVE〜強さに隠した涙〜
『有り難うございました!!』
だぁ〜疲れた…。
メシ無しでバイトはさすがにキツいな…。
1年前からこのラーメン屋で働き働き始めた。
1年前は週1ペースで出勤していたが、今ではほぼ毎日出ている。
「もう6時ね。望夢ちゃん、そろそろあがって良いよ」
『あぁ〜、ハイ』
「そうだ、一杯食べてく?」
店の奥に行くと、店主の奥さんが言った。
『えっ、あっいやでも…』
「良いのよ!今日何も食べてないんでしょ?」
『わかっちゃいました…?』
「そりゃ分かるわよ。………痩せたわね…」
望夢の頬を両手で包み、涙を浮かべた瞳で望夢を見つめた。
「いつでも、頼って良いのよ。私たちは貴女の事、実の娘だと思っているわ。だから、いつでも頼りなさい」
ギュッと優しく抱き締めた。
『有り難うございます…!』
奥さんは何度も頷き、
「さぁ、着替えてらっしゃい」
と、離してくれた。