私の彼氏
どうやって、田中を殺そう? 秋山は悩む。

作戦を考えていると、携帯が鳴った。

田中だ!!


「もしもし」

『今、佐竹に襲われたぞ! 七百万も佐竹に奪われたようだ。おまえ何か知っているか?』

「いや、何も知らない。知るはずがない。それよりも、体は大丈夫なのか?」

『あぁ。なんとかな』

「本当に、佐竹だたんか?」

『だたんだ』

「なんでまた急にそんなことをしたんだろう? とりあえず、佐竹に連絡をとってみる。七百万は必ず奪い返す。五月には俺から伝えておくから、田中は家に帰ってゆっくりしておけ」

『わかった。七百万の回収と五月への連絡頼む。俺は帰って、寝るよ』




どうやら、田中は佐竹の単独行動と思っているようだ。助かった。俺は疑われてない。しかし、田中は七百万奪われたと言っていたが、佐竹も鞄を奪っていないと言っていた。一体、誰が七百万を持っていたのだろうか?







まっ、いいか


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