永遠(とわ)に…

そうだ…


彼の事 聞かなきゃ…


私は、ベッドから起き上がった。



「お母さん?安西さんって知ってる?」


「内科医の安西先生でしょう?」


「じゃ、なくて 息子さんの翔さんの事よ?」


「翔君?何で真奈が知ってるの?」


「昨日 会ってた人って、翔さんなの…」


「えぇ…!?
何で 翔君と??」


母は、私が安西さんと会ってたと知り 驚愕した。

「お父さんのパーティー会場で 助けて貰ったの。」


「えぇ…?翔君 来てたのねぇ。それで助けて貰ったって?」


「会場を出る時にこけそうになって…それで…
安西さん。落とし物したから 彼のお店まで届けに…
そしたらねぇ…
お父さんと先生が来て…
先生の息子さんだって、分かったの。
ホント、ビックリだよ。」


「そんな事が…」


「うん。それでね………」


私は、昨夜のお店での出来事を母に話た。


「なるほど…」


「そしたらさぁ。お母さんと翔さんが同期だって言うから…
もっと 驚いたよ。」


「彼は、まだ 独身だしねぇ。仕事柄 若く見えるのかしらねぇ。」

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