世界の果てまでキミと一緒に。



家の中に入ると、螺旋階段を下りて、地下にある書庫に行った。


さっきまで読んでいた小説を書庫に戻し、新たな小説を手に入れた。


書庫を出ると、螺旋階段とは別の階段で部屋がある2階まで行った。


長い廊下を進む。


もの音ひとつしない静かな廊下。


もう少しで自分の部屋に着こうとした時、私の部屋の斜め前の部屋から私の名前を言った男性の声が聞こえた。


ここは確か、千尋様の書斎だったはず……。


自分の名前が書斎から聞こえてきて、思わずドアの前で足を止めた。


書斎の中から2人の男性の話声が聞こえる。


千尋様と、もう1人は秘書の藤堂さんだ。


何を話してるんだろう……。


私の名前が聞こえたって事は、私の話をしてるのかな?


でも何で私の話?


聞いたらいけないと思いながらも、私の足はドアの前から動かなかった。




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