世界の果てまでキミと一緒に。
いつものように窓枠に手を掛け、窓から見える庭を眺めていた。
春の暖かい陽気。
爽やかな風。
庭には春らしい花が咲き、木々が青々をしている。
“ガチャ”
部屋のドアの鍵が開く音がした。
綾乃さんなら必ずノックをしてから鍵を開ける。
でもノックはなく鍵の開く音がした。
それは……。
“トクン”と胸が小さく跳ねる。
ドアの方に体を向ける。
ゆっくり開くドア。
開いたドアから入って来たのは彼だった……。