甘いkissを君にあげる
『みんな〜今日から新しくここに来た、江河夏月ちゃんですよぉ〜』
女の人はそう言った。
私と同じくらいの年の子たちが私を眺めていた。
ここは新しい小学校?
まだ小2の私にここの場所なん知る余地も無い。
けど分かる。
ここは私の知らないところ。
『おねぃさん』
『な〜に?』
『お母さんとお父さんは、どこかなぁ』
そう尋ねる私を女の人は遮るように無視をした。
けど時間がたてばお母さんに会える、そう思った私は1人でいすに座っていた。
『ねぇねぇ、あんたここに来たの初めて?』
『うん!初めて!』
『へぇ‥じゃあお母さんが居たんだね。昨日まで』
『昨日まで?』
彼女の言う意味が分からなかった。
『なぁんだ。知らないんだね。あんた親に捨てられたんだよ』
『え‥‥?』
どういうこと?
捨てるって、ゴミ箱に?
全然わかんない。