わかれあげまん




「怪しい~!ってか、やらしー渡良瀬!!」


「まあまあ…だから言ってンじゃん、今夜のサチヨの飲み代全部、俺おごるからって。」


だからさあ・・・


と渡良瀬は猫撫で声で言いながら両手をサチヨの肩に置き、くるりと通路の方へ戻しそして。


「あと。大事な話の途中にお邪魔な誰かさんが入って来ないよう、誘導ヨロシクな」


「しょうがないわね。…けどくれぐれも行き過ぎないでよ?犯罪幇助とかって、あたしはやだからね?」


「犯罪って、ハハハ!まさか~!ないない!」


大丈夫だって。


と眉尻を下げてサチヨに笑った渡良瀬は再び顔を上げ、そして打って変わったアグレッシブな視線を、シャワー室の方へと向け。



そしてゆっくり、そっちへ歩き始めた。






< 129 / 383 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop