君の肌を壊す夜



「あたしだって…会いたかったよ…

でも会うの…恐かった。」


何度も頷きながらキスをくれる。


完治していないお腹の傷


線をなぞるようにキスをくれた。




「今度は一夜限りなんて言わないでね…?」


彼の背中に手をまわしたあたしに


少し冷たい目をした彼。


「…さっき冬吾のこと誘ってたくせに」


「あの…いや、だから…」


「なんて…嘘だよ。」


くすぐるように囁いた。



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