キミがいた夏~最後の約束~




「あ〜暑い暑い!!何なのこの暑さは!」


手に持った大きな封筒を団扇のようパタパタと扇ぎながら、お店に入って来たのは都さんだった



「あれ?美鈴ちゃん、今日はお客さん?」


「あ、はい、テストが終わって来たところです」



都さんは、そーなんだぁ
っと言いながらハンカチで汗を押さえて私の隣に座った



反対隣見ると、この間の私の様な疑問を顔一杯に浮かべたている綾香の顔が目に入る



あ、そっか…



そんな綾香に小さな声で『トビーさんの奥さんの都さんだよ』っと教えてあげると、やっぱりあの時の私と同じ反応が返ってきた



「え!綺麗!」


「あら?美鈴ちゃんのお友達?」


「あ、はい!相原綾香って言います!
トビーさんの奥さんなんてとても信じられません!」


「綾香ちゃんね、そうでしょ?私も信じられない」



初対面なのに息がピッタリあった2人の掛け合いがなんだか面白い


そんなやり取りをしばらく続けていたら



「おいおいおいおい」



トビーさんがオムライスを手にして奥から出てきた



「もー!美鈴ちゃんのお友達もかわいい!」


「お前もかわいいぞ」



トビーさんがそう言うと、都さんがその言葉を聞いて赤面する



なんだかんだいって仲がすごく良さそうだ



いいなぁ…すごくお似合いだなぁ…






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