キミがいた夏~最後の約束~
橘先輩の私を見ている目は悲しく揺らめいて、それからすぐに怒りへと変わる
「そうだな…俺は腹がたってるよ…」
「え…?」
今度は私がわからなくなって橘先輩を見る
「こんなに近くにいたのに…」
私の肩をつかむ橘先輩の手に少し力がこもる…
「美鈴がこんなになるまで気づかなかった…自分に腹が立つ」
違うよ…
そんなの違うのに…
「だからもういいなんて言うなよ…」
そして再び抱き締められる
「これからもずっと一緒にいるから、覚悟しろよ…」
え?
どうして…?
いいの?
まだ一緒にいてもいいの?