キミがいた夏~最後の約束~
カウンターに戻ると外回りの取材を終えた都さんが休憩に来ていた
「あ、都さんお疲れ様です」
「はーい、美鈴ちゃんも頑張ってるわねぇ」
「はい!」
そんなことを言いながら都さんにお水を出していると
「ちょいちょい美鈴」
トビーさんにオーダーを伝えて帰ってきた綾香が、焦った様子で話し掛けてきた
「今の子………あ、都さんお疲れ様です」
都さんは軽く手をあげる
今の子?
さっきの白昼夢やっぱ現実だった?
「橘先輩の周りをウロつく1年の美少女!!」
それを聞いてキョトンとする
ああ確か前にそんなこと言ってた気がする
「それって希美ちゃんのこと?」
その言葉に私と綾香が同時に都さんを見た
「知ってるんですか?」
「うん、渚の一番口の親衛隊よ」
親衛隊!?
「あのこねぇ~渚とどうにかなろうって気はないのよ」
都さんがお水を飲みながら続ける
「もう、ただただ渚の幸せを願って変な女は排除してるっていうの?」
へぇ~よくわかんないけど…
私は排除されそうになったのかな?
されなかったのかな?