キミがいた夏~最後の約束~




二人で向き合ってようやく橘先輩の顔を3日ぶりに瞳にうつす



「なんか…今さらだけど久しぶり」



同じことを考えていた先輩がそんな台詞を言いながら私の目の周りを手で優しくなぞった


う…


そういえば昨日から泣きっぱなしでひどい顔してるかも…



「いや…これは…昨日夜中までマンガを…」



ずっと泣いていたのを悟られたくなくて、また橘先輩にも見えすいた嘘をつくけど


橘先輩も綾香同様に、お見通しのようだ



「ぷっ…どんだけマンガ読んだんだよ…」



そう言って私の瞳の近くにチュッとキスをする



そしてまた私を強く抱きしめてくれた



「ごめんな…俺、美鈴を泣かせてばっかかも…」


「え…そんなこと…」


「3日間…気にし過ぎて、サーフィンもまったくダメダメだった…」


「そーなの…?」



そんなに気にしてくれててうれしいけれど


逆に申し訳ない気もする…



「美鈴があいつに持ってかれてないか不安すぎて電話もできなかった…俺ダメすぎ…」


「………」



そんなこと、私もそうだ…全然自信がなくていつも不安になってしまう…



それで皆にも迷惑をかけてしまう…






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