キミがいた夏~最後の約束~
「ん?」
「電気…消して欲しい…」
私が恥ずかしそうにそれだけ言うと
橘先輩は顔をあげて静かに頷く
そして立ち上がると電気のリモコンを掴んで消してくれた
突然暗くなった部屋の中を、ほのかに照らし出す窓から差し込む月明かり
少し馴れてきた目に、橘先輩のシルエットが浮かび上がり
橘先輩は自分の着ているTシャツを脱ぎ捨ててこちらに向き直った
綺麗…
男の人なのにすごく綺麗
私は月明かりに照らされた、その鍛えられた体のラインにドキドキしっぱなしだ
「美鈴…」
暗闇の中で私を呼ぶ声
とても愛おしい
「橘先輩…」
私も呼び返す