空を見上げる皇帝ペンギン。
飲んでから、ミルクティーって牛乳入ってたと気付く私は、馬鹿とも言い難い馬鹿。今更後悔しても遅いのは分かってるんだけど、持っていたマグカップを置く。
私の天敵の牛乳め!!周防くんとは8ヶ月一緒に居るけど、こんな試練が待ち受けていたとは。
「あ、やっぱり欲しい!」
「了解。」
「ごめんね。」
気にしない、と立ち上がって砂糖の瓶ごと持ってきてくれた。甘さで誤魔化せるかもしれない。
テレビを点けて周防くんは隣に座る。暖房のついた部屋は暖かいけど、周防くんの隣はもっと暖かい。