ねぇ、そばにいて。
「さすが、いい男ね朔」
煙草を口にくわえて朔の頭を撫でる。
「自分の男がそんなに言い寄られてんのに相変わらず余裕だな」
横では銀ちゃんが呆れてる。
「ありがとう
いちいち気にするような女ならホストに手を出したりしないわ」
「さすが葉月ちんまじいい女ー♪」
「ま、そりゃそーだ。
にしても、俺らをガキ扱いすんのは気に入らねぇけどな」
「あー!うんうん。それ俺もすごく不満~」
そんな2人を見て私は首を傾げながら煙を吐き出す。
「こんなに可愛がってるのに
なにが不満なのよ」
贅沢ね?
「それに、6つも年が違うのは事実じゃない?」
ガキ扱いなんてしてるつもりはないけど、みんなが私よりも若いことに間違いはない。
「5つだし!」 「5つだろ」
…そうだったかしら
銀ちゃんと朔、それに漣も19歳。
同い年らしい。
「葉月は漣にもその調子だもんなー」
「これに漣もやられたんだねー」
「……ふふ」
なんとも言えない話にはとりあえず微笑んで流すのが、私の得意技であり、悪い癖だ。