ねぇ、そばにいて。


「でもさ、俺、なんとなく漣はずっと女つくらないと思ってたんだけどなぁ~」

「まぁ…分からなくはないな」


「あら、どうして?」

あんな美少年、女を惹きつけてやまないだろうに。



「アイツちょっと捻くれてっからな」

「そーそー、いつも紳士ぶってるけどね」


…捻くれてる?


「漣ほど真っ直ぐな人見たことないわよ」


少なくとも私は。
あんなに純粋で綺麗な人、初めて会った。



私が煙草を吐き出しながらほぼ無意識にそう言うと
朔と銀ちゃんが少しキョトンとして、それから笑った。


「…じゃあ、それが本当の漣なのかもな」

「葉月ちゃんってなんだかんだ、漣のこと大事に想ってるよね」


……余計なこと言ったかも。




「あ~ぁ、いーなぁ漣は!
葉月ちんみたいな人に出会えちゃってさ」


「そのおかげで私と朔も出会えたじゃない」


「あ、そっか。

…いや!でも、俺は漣より先に見つけたかった!
俺の方がビックリするくらい真っ直ぐなのに~」


再び私の身体に擦り寄る朔にまた微笑む。



「そうね。朔も銀ちゃんも
ここの子はみんな真っ直ぐね」

「でしょでしょ♪
だから俺と付き合おーよっ」


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