純情☆デビル
そのまま関波君の後ろに隠された私。


掴まれた腕から暖かさが伝わって来て、なぜか胸がドキドキした。


ソロリと体を捩り粋羅君を見ると、瞬きをして放心していた。


「おま………本当に雫か?」


「あの雫が悪魔を助けた……」


さっきの出来事で私の頭から離れたエンリニタ君も、信じられない様に関波君を凝視。


でも関波君のオーラが更に怖くなると、急いで背筋を正した。


「メルエフ」


「え、あ、私は雫のパートナーのメルエフです」


「私の本名はニイナ・ヤムブク…」


「新菜のパートナーのシャルロットです」
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