純情☆デビル
「言い過ぎた………ごめん」


連続で囁かれ、左の耳だけがどこよりも熱くなる。


私は驚きと恥ずかしさが入り乱れ、銅像の様に固まっていた。


な、なななな、何が起こってるの!?


「あ……」


反応したくても、まともな声が出て来ない。


「………お前も頑張ってんだもんな」


関波君は最後にそう言うと、新菜と粋羅君の所に行ってしまった。


「粋羅、キッチンに行くけど何かいるか?」


「コレ持って来て!!」


「ソレ好きだな……分かったよ」


関波君が部屋から出て行く。


「雫、今顔赤くなかったか?」
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